企業行動倫理規程 -...

40
企業行動倫理規程 卓越した職場環境の形成に対するコミットメント

Upload: others

Post on 23-Oct-2019

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程

卓越した職場環境の形成に対するコミットメント

Page 2: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

目次

会長からのメッセージ 2

卓越した職場環境とFedEx企業行動倫理規程 3

合法的および倫理的行動 5

オープンドアポリシー 8

機会均等およびハラスメントに関するポリシー 9

安全衛生、環境 10

人権 12

利害の対立 13

企業の機会 16

贈答品、接待、ローンまたはその他の便宜 17

不適切な支払いと賄賂 19

国際貿易管理 21

マネーロンダリングの防止 22

会社の資源の保護と利用 23

秘密情報、データの機密性および保護、取材依頼 25

内部情報に基づく取引 27

政治活動および政治献金 28

米国反トラスト法およびその他の競争法 29

内部報告および内部統制、記録の保持 31

企業報告および企業情報の公開 32

会計•監査事項および不正行為に関わる報告書 33

懸念の報告:FedExAlertLine 34

報復の禁止 36

免責 37

懲罰措置 38

結びの言葉(助言) 39

企業行動倫理規程 1

Page 3: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

当社の評判は重要な戦略資産であり、それを保護し、強化するのが、私たち全員の任務です。今日の環境において、当社の企業としての確固たる評判は、かけがえのないものです。

私たちは、長期にわたり、当社が事業を展開するすべての場所において、法律を遵守し、高水準の企業倫理および個人倫理を維持することに全力を注いできました。当社の企業理念宣言には、「企業活動は、最も高い倫理的・職業的基準に合わせて行う必要がある」と端的に述べられています。

FedExの取締役、役員および社員は、一人ひとりがこの企業行動倫理規程のポリシーを遵守することが求められます。FedExに代わってサービスを行う第三者にも、本規程に示された原則に従って行動することが求められます。

本規程を読み、皆さんの仕事に直接影響を与える法律や規制の実践的な知識を得てください。本規程ですべての状況を網羅することはできないため、本規程とあわせて他のFedExのポリシー、マニュアル、ハンドブックを読むことが重要です。何よりも、決断を下す前に上司、会社の担当者またはFedExの弁護士に、気軽にアドバイスを求めるようにしてください。

法的または倫理的な違反が生じていると信じる場合には、それを上司、会社の担当者、法務部または人事部、あるいはFedEx Alert Lineに報告することが義務づけられています。この義務の遂行に対する報復は、いかなる形式であれ当社ポリシーにより禁止されています。

さらに当社の役員、取締役および管理職は、この規程の原則を奨励するとともに、すべてのチームメンバーの間に最高の倫理的行動を重んじる文化を醸成する責任を負っています。正しい行動をとるという当社の取り組みは、敬意と注意を払って、疑われる違反には迅速に対処する、彼らの能力にかかっています。

本規程を読み、理解し、遵守するために時間を割いていただき、ありがとうございます。また、FedExのブランドと評判に対する、皆さんの継続的な献身に感謝いたします。最高の倫理規範およびプロフェッショナル基準を遵守することは、すべてのFedEx体験を卓越したものとするために、当社のPurple Promiseを実現させる重要な要素です。インテグリティこそ、当社の文化と将来の成功を収める鍵です。

よろしくお願いいたします。

フレデリック・W・スミス会長、社長兼CEO

会長からのメッセージ

目次へ戻る 企業行動倫理規程 2

Page 4: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

卓越した職場環境とFedEx企業行動倫理規程

FedEx企業行動倫理規程はガイドラインを示し、職場での行動が、倫理的で、世界で最も賞賛されているブランドのひとつとしてFedExが獲得した評判を裏付けるものとなるよう、ガイドラインを示します。FedExは、世界中で働きがいのある会社のひとつとして常に認められています。本規程は多くの職場での状況に関するガイダンスを提供しますが、当社の職場環境を特徴づける高い基準は、いくつかの簡単な原則にまとめることができます。

こうした簡単な原則により、私たち一人ひとりがお客様のために、そしてお互いのために、PurplePromiseを実現することができるのです。

お客様に対する敬意当社は、お客様のニーズを満たし、期待以上のサービスを提供できるように、お客様の声に耳を傾け、優れた職場作りに全力を尽くします。

同僚に対する敬意 当社は、多様性、チームワーク、そして人間としての尊厳を重んじる健全な職場を育むことにより、意欲があり、結果が出せるチームメンバーを育成します。

会社に対する敬意 私たちは、自分たちの行動が会社の評判にどう影響するか、そして会社の資源を賢明に使用することについて、責任を負っています。

コミュニティに 対する敬意当社は事業を営む地域のコミュニティをサポートし、責任ある地球市民として行動します。

目次へ戻る 企業行動倫理規程 3

Page 5: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 4目次へ戻る

企業行動倫理規程はFedExに勤務する全員に適用されます。

本規程のポリシーの説明には、多くの場合、ひとつまたは複数の質疑応答が付属しています。質疑応答では、ポリシーを明確にするとともに、皆さんが勤務中に直面する可能性がある、さまざまな問題について扱っています。

質問: 本規程は、FedExで働く全員に適用されるのですか?回答:はい。本規程は、FedExCorporationと世界中にあるその子会社の役員、取締役、管理職および社員全員に適用されます。

本規程は、皆さんの仕事に適用されるその他のFedExのポリシー、マニュアルまたはハンドブックと合わせて、読む必要があります。皆さんが勤務するFedExのオペレーティング会社のポリシーには、本規程の表現とわずかに異なるポリシーが含まれているかもしれません。そのような場合には、より厳しいポリシーに従うか、または、あなたの会社の法務部に指導を求める必要があります。

質問: 本規程は、請負業者に適用されますか?回答:本規程の一部の関連条項は、FedExに代わってサービスを行う第三者(「請負業者」)に対しても、FedExとのそれぞれの

契約に定める範囲内および準拠法で許される範囲内で、適用されます。本規程との間に矛盾がある場合には、その契約または準拠法の条項が適用されます。すべての請負業者およびその社員は、どのような場合においても最高水準のビジネス倫理に基づいて行動し、すべての適用法を遵守することが求められます。本規程のポリシーに関し、さらに情報が必要な請負業者は、FedExの主要連絡先(「会社の連絡先」)、または法務部に直接お問い合わせください。

質問: 本規程は契約なのですか?回答:本規程および本規程に記載されているポリシーは、雇用契約ではありません。さらに、本規程におけるいかなるもの

も、FedExと請負業者もしくはその社員との間に、雇用者対被雇用者の関係を構成するとみなされるものではありません。FedExは、本規程を発行することにより、いかなる契約上の権利も生じることはありません。本規程およびその他のFedExのポリシー、マニュアル、ハンドブック、ガイドライン、関連手続きは、いつでもFedExによって変更されることがあります。

質問: 本規程について質問がある場合、誰に聞けばよいでしょうか?回答:本規程に含まれる内容に関する質問は、上司、会社の法務部または人事部、あ

るいは企業インテグリティ・コンプライアンス部([email protected])に直接問い合わせてください。また、本規程の追加コピーを、これらの部署または上司から入手することもできます。本規程のコピーをダウンロードするには、http://corpcomm.web.fedex.com/CorpComm/AlertLine.htmlまたはFedEx投資家広報ウェブサイトhttp://investors.fedex.comのガバナンス・シチズンシップセクションにアクセスしてください。

Page 6: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 5目次へ戻る

合法的および倫理的行動

合法的および倫理的行動は、当社の継続的な成功に不可欠な要素であるだけでなく、私たち全員の義務でもあります。私たちは、業務遂行に関わる法律や規制を遵守しなければなりません。さらに私たちは、不法な可能性のある行為にFedExを巻き込む、またはそのような結果につながりかねないあらゆる活動を避け、そのような活動があった場合には報告しなければなりません。それに応じて、私たちは、仕事に関連する法規制を理解し、私たちが働いている国の法的要件を遵守する必要があります。

雇用機会均等および労働安全衛生に関する法律など、一部の法律は全員に影響を及ぼします。その他の法律は、特定の役職に就いている社員および請負業者に主な影響があります。例えば、輸送網の運営に関する法律、財務報告、カスタマーサービスなどです。当社の活動を規制する法律は複雑かもしれませんが、法律を知らないからといって、それを遵守する義務から逃れられるわけではありません。皆さんの仕事に関わる法律や規制について、よくわからない場合には、上司、会社の連絡先、または会社の法務部にアドバイスを求めてください。

法律を遵守することに加え、本規程に定められた倫理基準やその他の基準も遵守しなければなりません。FedExは、高潔さと倫理的行動の最高基準に合致する方法であらゆる事業活動を行うよう努めます。たとえ短期的にはビジネスや利益を失うことになるとしても、法と倫理に則って行動しなければなりません。法と倫理に則った行動は、長期的に、当社にとって最善の利益となります。信用と信頼性に対する当社の素晴らしい評判が維持されるからです。適切なビジネス行動は、チームメンバー、サプライヤーおよび顧客の忠誠心を促し、FedExと当社が事業を営むコミュニティとの間に、相互に利益をもたらし合う関係を築きます。

私たちは、職責を遂行する上で、正しい判断力を行使するとともに、妥協なき高潔さ、責任、職業上の行為を示すことが求められています。私たちは、お客様、政府関係者、一般市民、サプライヤー、競合会社、会社の同僚および請負業者との取引において、率直かつ誠実かつ正直であるとともに、それぞれの権利を尊重する必要があります。情報の操作、偽装、隠匿、部外秘情報の濫用、重大な事実の不実表示、またはその他同様の意図的行為に

よって不正に他者を利用することは、決して許されません。また、他者によるいかなる違法行為にも参加したり、手助けしたりしてはなりません。私たちは常に合法的および倫理的な行いに徹し、誠実、公正、信頼、尊重、信用という価値観を示さなければなりません。インテグリティ(高潔さ)とコンプライアンスは、チームメンバー一人ひとりが負う義務であり、経営上のあらゆる職務における重要な要素です。

本規程には、多くの主要ビジネス分野および個人の行動に関するポリシーの説明および要旨が含まれています。本規程は当社の主要な関心事項を扱っていますが、読んで理解しなければならない特定のポリシーもあります。例えば、FedEx Expressの社員はとりわけ、人材マニュアルと利益マニュアルに含まれているポリシーを参照する必要があります。請負業者は、社内ポリシーおよび手順だけでなく、FedExとの契約条件も参照する必要があります。また、重要なことは、社員と管理職との間でオープンな関係を維持すること、他のFedEx会社の社員と有意義でプロフェッショナルな職務関係を築くこと、常に正しい判断と高潔さを実践することです。

Page 7: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 6目次へ戻る

リーダーとして行うべきこと:

FedEx管理職の特別な責務—管理職は、自らが本規程を遵守するとともに、社員に本規程を遵守させる責任を負います。すべてのFedEx管理職は、インテグリティ(高潔さ)に対する強い意識を持つ必要があります。さらに、模範的かつ誠実な行動をとることが求められます。あなたが管理職の場合、本規程に定められる原則に合致する方法で行動する特別な責任があります。あなたは部下の手本となり、あなたの行動はすべて部下から見られ、真似されます。あなたが日々の行動で作り上げる雰囲気は、あなたの部下が、本規程に定められた原則に従って行動する文化を育む上で、最も重要な要素となります。

• あなたの部下が、本規程を読んで理解するようにすること

• 本規程および関連ポリシー、手順を一貫して守らせること

• あなたの責任範囲内で本規程が確実に遵守されるよう、適切な監視、監督を行うこと

• チームメンバーが気軽に懸念事項を報告し、問題を公にできる文化を育むこと。ここには本規程のオープンドアポリシーの推進と、誠意を持って問題や懸念事項を提起する社員の支援が含まれます

• コンプライアンス上のリスクを予想、防止および検出すること

• 誠実な報告を行った社員が、誰も報復されないようにすること

• 迅速に遵守違反や欠点を報告し、適切な懲戒処分を含めた対応をすること

質問:FedExは毎年、達成すべき業績水準を上げるので、より良い実績を達成するために何でもしなければならないというプレッシャーが常にあるように感じます。これらの困難なビジネスおよび財務に関する目標達成に関する責務は、本規程が定める私の責務と矛盾しませんか?

回答:違法または非倫理的なビジネス手法が、会社の利益につながることは絶対にありません。当社の評判は基本的に信頼の上に成り立っており、FedExは世界で最も信頼されているブランドのひとつです。このかけがえのない信頼感を失わないためには、最高の倫理規範およびプロフェッショナル基準を維持することが重要です。

質問:私が属するFedEx内のグループには、つきあいが長いサプライヤーがいて、このサプライヤーへの支払いは、いつもペンシルベニア州スクラントンにある本社へ小切手を郵送して行っています。このサプライヤーは、最新の未払い金について、バハマの銀行に英領バージン諸島の会社名で登録された口座に電信送金してほしいと、私に依頼してきました。この支払いは疑った方がよいでしょうか?

回答:はい。送金処理が取引とは無関係の国や当事者に対して行われたり、これらの国や当事者から送金されたりする場合は、その支払いについて疑うべきです。また、第三者へ資金を振り替えるという依頼も危険信号で、その処理の正当性を確認するために調査する必要があります。その処理を進める前に、上司または会社の法務部と相談してください。いかなる状況においても、何か問題があると感じた場合には、はっきりと主張する必要があります。

Page 8: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 7目次へ戻る

質問:さまざまな複雑な法律が、あまりに多くの異なる分野をカバーしていますが、どのようにしたら、細かな専門事項であっても確実に違反しないことが可能になるのでしょうか?さらに、それを全部理解するには、どうすればよいのでしょうか?ちなみに、私は弁護士ではありません。

回答:自分自身の判断を放棄しないようにしてください。もし何かが直感的におかしいと思ったら、行動する前に聞いてください。また、あなたには自分の仕事に適用される規則を細部に至るまで理解する義務があります。上司は、あなたの職務要件に精通しています。さらに会社の法務部は、あなたの会社の文書化されたポリシーに精通しています。説明や助言が必要な場合には、遠慮なく問い合わせましょう。

質問:FedExのポリシーと私が働いている国の法律とが矛盾する場合には、どうすればよいのでしょうか?

回答:当社の目標は、現地の法律をすべて遵守し、世界中どこでも、高潔さと倫理の最高基準を守ることです。特定の国の法律が、ある意味では、米国ほど厳しくないからといって、それが、FedExのポリシーに違反してもよいという理由にはなりません。逆に、FedExのポリシーが特定の国の法律ほど厳しくないからといって、それがその国の法律に違反してもよいという理由にはなりません。FedExの管理職、会社の連絡先および会社の法務部には、現地の法律または慣行とFedExのポリシーとの間の不一致をどのように扱うかについて、明確な指示を与える責任があります。上司が対処していない不一致を見つけた場合には、すぐにその上司に知らせる必要があります。さらに指導が必要な場合には、会社の法務部に連絡してください。FedExの慣行が現地の法的要件と対立する可能性のあるケースについては、FedExがそれを認識していることが肝要です。

FedExは、最高水準の高潔さと倫理的行動を遵守することが求められます。

合法的および倫理的行動

Page 9: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 8目次へ戻る

オープンドアポリシー

自分のアイデアや懸念を管理職や会社の連絡先に直接伝えることを奨励します。あなたのアイデアや懸念に対処できるよう、即座に主張することが重要です。信頼、尊重、および協力の雰囲気の中で共に仕事をすることが、最も生産性の高い職場環境を

作り出します。上司または会社の連絡先が問題の一部であると考えられる場合、会社の人事部または法務部に助言を求めるか、FedExAlertLineに連絡することができます。

質問:私の仕事をさらに効率化するためのアイデアがあります。私の考えを経営陣と共有すべきでしょうか?

回答:はい。気軽に、アイデアを社内の仲間と共有してください。当社の最良のアイデアのいくつかは、より良いやり方を知っている社員から出されたものです。今日のような競争市場では、業務をさらに効率化できるアイデアについて考え、そのアイデアを実践することがますます重要になっています。たとえ小さなアイデアであっても、FedExのような数十億ドル規模の企業に適用されると、大幅な利益を生むことも可能です。

質問:私の所属部門で、問題を指摘すると、いつも上司に無視されるか、フォローしてもらえないかのいずれかになります。誰にも聞いてもらえない場合には、どのようにして意思疎通を図ればよいのでしょうか?

回答:まず、あなたの意思疎通が効率の良いものであるかどうかを確認します。常に準備を整え、言いたいことや、なぜそれを言うのかをはっきりさせます。そして、聞き手に聞く準備ができていること、他の懸念事項で注意散漫になっていないことを確認します。さらに、平易で簡単な言葉を使い、あなたの要望や提案をポジティブに表現します。最後に、フィードバックを求めます。こうして、あなたのメッセージが、あなたが意図した通りに伝わったかどうかを確認します。

あなたが努力したにもかかわらず、コミュニケーションが無視されていると心から思われる場合には、会社の人事部や、上司を監督する管理職と話すなど、他の手段に訴えることができます。FedExにいる誰もが、より良いビジネスを構築するために、その考え、アイデアおよび行動をもって貢献することが奨励されています。忘れないでいただきたいのは、さまざまな理由により、すべてのアイデアが採用されるわけではありませんが、当社は提案を常に歓迎しているということです。

最良のアイデアの多くは社員から得られたものです。

Page 10: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 9目次へ戻る

当社の最大の資産は社員です。当社は、皆さんが尊重され、満足し、評価される職場を提供することに全力を注いでいます。当社のポリシーは、各自に対する公正さと敬意を促進することです。

当社は、その実績に基づいて、社員の雇用、評価、昇進を行い、また、請負業者やサプライヤーと契約を交わします。これを念頭において、当社は全社員が他者に対して尊厳と敬意をもって対応することを求め、特定の行動については許容しません。容認できない行動としては、ハラスメント、暴力、脅迫、いじめ、および人種、肌の色、宗教、国籍、性別、性的指向、性別認識、性別表現、年齢、心身障害、退役軍人の地位、(該当する場合には)婚姻の状況、または準拠法で保護される他の特徴に関わるあらゆる種類の差別が含まれます。

嫌がられる性的誘惑、その他の不適切な個人的行為は禁止されています。私たちは、あらゆる類のハラスメント、またはハラスメントの可能性があるいかなる行為についても、個々の社員のモ

ラル維持もしくは準拠法違反という点でこれらを厳しく禁じ、容認しません。ハラスメントには、迷惑な性的アプローチ、いじめ、誘い、脅し、脅迫的行為、望まれない肉体的接触など、さまざまな種類があることに注意してください。またハラスメントは、屈辱的なコメント、冗談もしくは身振りなど、あなたの言葉、行動、振る舞いが敵対的、威嚇的、または攻撃的な職場環境を作り出す場合にも起こることがあります。

FedExでは、誠意をもって不正行為やその疑いがある行為を報告した社員への、あらゆる報復措置を禁止しています。

機会均等およびハラスメントに関するポリシー

質問:私が昇格できなかったのは、私が子供を作ろうとしていることを上司が知っていたからだと思います。女性が妊娠すると仕事の業績が落ちるのは避けられないと、上司が話しているのを聞きました。私に何かできることがあるでしょうか?

回答:はい。FedExでは、すべての雇用関連の決定(例えば、雇用や昇進、職務、報酬、教育、トレーニング)は、職務関連の基準に基づいて下されなければなりません。まず、社内の苦情プロセスを利用するか、会社の人事部または法務部に状況を報告する必要があります。こうした手段をうまく利用できない場合や、匿名性を維持したい場合には、FedEx Alert Lineを通じて報告を行うことができます。

質問:同僚から私の性的指向について冗談を言われています。無視する以外に方法はないのでしょうか?

回答:いいえ。FedExは、この行為を容認しません。まず社内の苦情プロセスを利用するか、上司に報告する必要があります。それでも懸念事項の解決に向けた動きがない場合、会社の人事部または法務部に連絡することができます。匿名性を維持したい場合には、FedExAlertLineを通じて報告を行いましょう。

当社のポリシーは、各自に対する公正さと敬意を促進することです。

Page 11: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 10目次へ戻る

当社は、安全衛生に配慮し、アルコールやドラッグ問題のない職場を提供することに全力を尽くしています。ビジネス活動に影響を与える安全衛生環境法や規制、および関連する社内ポリシーを理解し、遵守しなければなりません。当社は、当社が事業を営む環境およびコミュニティに対する悪影響を回避するために、全力を尽くしています。当社は、また、請負業者、サプライヤーおよび当社と共に仕事をする者が、準拠法および規制を守るよう、強く求めます。

あらゆる種類の脅迫的または威圧的な行為、いじめ、攻撃、あらゆる暴力が禁止されています。威嚇、いじめ、ハラスメント、ストーカー行為、文字や言葉による脅迫または身体的脅威に関わる懸念事項は、どんなものでも報告してください。誰

かを恐怖に陥れる可能性がある態度や行動、彼らの安全に対する懸念はすべて、FedExセキュリティ、FedEx経営陣のメンバー、FedExAlertLineに連絡する理由となります。すべての社員は、危険な労働条件や脅迫、職場での暴力につながる可能性がある行動および状況(請負業者、サプライヤー、顧客に関するものを含む)を報告する責任があります。

その他のポリシー:

職場における暴力防止プログラム

安全衛生、環境

質問:FedExが安全第一を唱えているにもかかわらず、私の上司は、安全手順を破ることによってのみ達成可能な目標を達成するように私に要求します。私はその問題を同僚に話しましたが、黙っていないとクビになると言われました。どうすればよいでしょうか?

回答:安全は、あらゆる業務において私たちが第一に考慮すべき事項です。安全手順は、決して妥協してはいけません。あなたは、まず、状況を上司、またはその上位レベルのFedExの管理職と話し合うべきです。これが難しいと感じる場合や、管理職の注意を引くことができない場合には、会社の人事部または法務部、あるいはFedExAlertLineに連絡する必要があります。FedExは、誠意をもって懸念を表明した社員に対する報復を許しません。

質問:仕事で腰を痛めてしまったのですが、それを報告したくありません。というのも、私にも部分的に責任があり、所属する部門の事故率ゼロという記録を破ることになるからです。どうすればよいでしょうか?

回答:決して、問題を無視または隠蔽すべきではありません。FedExがあなたの安全のために必要な行動がとれるように、また、今後同様の事故が起こることを防ぐために、すべての事故は可能な限り迅速に管理職または会社の連絡先へ報告されなければなりません。是正のための行動としては、業務手順の変更、または安全講習の追加が考えられます。FedExは、誠意をもって懸念を表明した社員に対する報復を許しません。

質問:無作為のドラッグテストの対象者に選ばれました。私は違法ドラッグを使用していないので、テストを受ける必要はないと考えています。このようなテストは、私のプライバシー侵害にはならないのですか?

回答:いいえ。当社は、輸送およびそれに関連するサービスの提供者として、当社の社員や職場をアルコールおよびドラッグ問題のない状態にするために考案された数多くの法的要件を遵守しなければなりません。当社の社員と一般市民に対する安全性を確保することが、その目的です。特定の状況、および法に従い、FedExは社員に対してテストを行うことができます。当社のテストは、あなたの個人的なプライバシーを保護し尊厳を保つ方法で行われます。

Page 12: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 11目次へ戻る

安全衛生、環境

質問:上司には飲酒問題があると思うのですが、そのせいで私のエリアの業務に支障が出ています。私に何かできることはないでしょうか?本当に何とかしてあげたいのです。

回答:あなたには、疑惑をその上司の管理職または会社の人事部に報告する義務があります。輸送サービスの提供者として、当社は社員や公衆の安全のため、FedExのすべての職場をアルコールおよび禁止ドラッグの問題が一切ない状態にすることが非常に重要です。即座に疑惑を報告することによって、あなたはFedExに対する義務を遂行するだけでなく、その上司が重大な問題に手を打つための手助けをすることになるかもしれないのです。

質問:同僚は職場ですぐにイライラして、私や他の同僚の安全をおびやかすようなことを言います。私は何ができるのでしょうか?

回答:あなたには、その懸念を上司、FedExセキュリティ、またはFedEx Alert Lineに報告する義務があります。FedExは、職場における潜在的な暴力についての懸念を非常に真剣に受け止めており、安全な職場環境を継続的に提供するために、断固たる措置を講じます。

Page 13: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 12目次へ戻る

FedExは、当社のすべての事業活動において、人権の保護および推進に全力を注いでいます。当社は敬意と尊厳をもって他者に接し、多様性および多様な意見を推奨し、すべての人に対して安全な職場環境を提供すると共に機会均等を推進します。当社はハラスメント、いじめ、差別および児童就労、拘束労働、強制労働を禁止します。当社はさらにゼロトレランスポリシーを採用し、いかなる目的においても奴隷制や人身売買を禁止しています。

当社は請負業者とサプライヤーにも、こうした重要な原則の遵守を求めています。

その他のポリシー:

人身売買禁止ポリシー

人権

FedExは、当社のすべての事業活動において、人権の保護および推進に全力を注いでいます。

Page 14: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 13目次へ戻る

利害の対立

当社は、個人的な問題を処理したり、投資を運用するあなたの権利を尊重します。同時に社員は、個人とFedExの間で潜在的な利害の対立が起こりうる活動、関係、状況を避ける必要があります。社員はFedExに忠誠を尽くし、FedExの最善の利益のために正しい判断力を独立して行使することを妨げるような、一切の利害関係、投資、その他の関係を回避しなければなりません。FedExの事業またはその他の便宜の見返りとして、請負業者、サプライヤー、顧客から金銭の支払い、贈答品、その他の個人利得を受けることは、一切禁止されています。利害の対立を招きそうな活動や状況もまた、避けるべきです。

特に、次のことに気をつけてください。

• Fedexは、ビジネスでえこひいきをしません。従って、Fedexに代わってあなたが義務と責任を果たす際に、経済的利害関係やその他の関係があなたの判断や行為の客観性および独立性に影響を与えうる団体(Fedexの請負業者、サプライヤー、顧客または競合会社を含む)とは、あなた自身も、あなたの近親者も、直接的または間接的な経済的利害関係またはその他の関係を持つべきではありません。

• 特定の取り決めが書面で認定または承認された例外的な状況を除き、あなたは、自分の家族の一員または個人的に親しい人物であると同時に、Fedexの社員、請負業者またはサプライヤーである人物の、雇用状況(昇進、職務、報酬、懲戒など)または業績評価に影響を与える立場に、決して就くべきではありません。

• 家族の一員または個人的に親しい人物が、Fedexと取引している会社またはFedexとの取引を試みている会社に雇用されている、またはその会社を所有している、またはその会社に経済的利害関係がある場合、あなたはその家族または個人的関係について、上司に開示する必要があります。さらに、Fedexとその会社との取引関係に関わりを持つことや、どのような形であれ影響を及ぼそうと試みることは、一切できません。

• Fedex社員は、かかる雇用や活動がFedexでの職務を妨げる、あるいはFedexとの実際の利害の対立、またはそう受け取られかねない状況を生む場合(例えば、競合会社、顧客またはサプライヤーでの雇用または役員への就任)、またはかかる雇用や活動がFedexの極秘情報、Fedexの資産もしくはシステムの使用を伴う場合、Fedexの組織外で他に仕事を受けることや、自分自身のビジネスを経営することや、営利目的または非営利組織において何らかの立場を務めることはできません。

• Fedex Corporationの執行副社長と最高財務責任者に事前承認を得ていない限り、過去3年間にFedex Corporationの独立監査役(現在はernst & Young社)で勤務していたことがある人物を雇用することはできません。

利害の対立が起こりそうなあらゆる活動や状況を回避しましょう。

Page 15: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 14目次へ戻る

利害の対立

当社は、故意に利害の対立または対立の予測を生む可能性のある立場に自らを置かないことを望んでいます。利害が対立する可能性があると思う場合には、ただちに、この事実を上司と会社の法務部に開示しなければなりません。

質問:私の兄弟が最善の料金を提示している場合、FedExの請負業務を任せることは可能ですか?

回答:いいえ。FedExは通常、社員の家族とのビジネス取引を禁止しています。あなたが兄弟の勤務を監督する場合や、その雇用に関する決定に影響を与える立場にいる場合、その料金にかかわらず、FedExがあなたの兄弟を起用して請負サービスを任せることはありません。

質問:私の娘が仕事を探していて、FedExで働くことに興味があると言っています。これに関するFedExのポリシーは?

回答:関連するFedEx会社の雇用ポリシーがそれを許容する場合、そして、彼女が応募するポジションがあなたの監督下に入らず、あなたのポジションが彼女の管理下に入らない限り、彼女はFedExの求人に応募できます。彼女の応募は、その他すべての応募者と同じ基準で評価されます。この雇用過程に対し、あなたの影響力を行使したり、立場を利用したりすることはできません。

質問:私の妻がFedExの競合会社に勤務しています。これは利害の対立にあたりますか?

回答:いいえ、必ずしもそうとは言えません。しかし、利害の対立を招きそうな業務を与えられないようにするため、この状況を上司と話し合うべきです。いかなる場合でも、FedExの秘密情報をあなたの配偶者に開示しないように、また、彼女の雇用先についての極秘情報を彼女に求めないようにすべきです。

質問:友人が、最終的にはFedExに販売される可能性のある製品を製造している会社への投資を私に勧めています。この新しい会社に対する関与が金銭的なものだけの場合、これは利害の対立になりますか?

回答:これは、FedExにおけるあなたの立場、FedExの購買決定に対するあなたの影響力、あなたの投資額、およびこの新しい会社に対するFedExの将来の顧客としての重要性次第で、対立の可能性があります。投資の前に、上司に報告する必要があります。さらにあなたは、製品を購入するかどうかに関するFedExの決定に関与すること、または影響を及ぼそうとすることはできません。

Page 16: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 15目次へ戻る

利害の対立

質問:私は、化粧品を扱う小さなホームビジネスを営んでいます。そのほとんどがオンライン販売です。そのホームビジネスのために、仕事先のコンピュータから電子メールやウェブサイトにアクセスして、顧客から来た注文を処理し、そして、そのビジネスに必要な広告チラシを仕事先のカラー複写機でコピーしています。しかし、これらの行動によってFedExにおける私の職務がおろそかになったことは決してないので、利益の対立が生じていると思っていません。私の考えは正しいでしょうか?

回答:いいえ。あなたの副業がFedExの仕事に影響したか否かに限らず、FedExで勤務している時間帯にそのビジネスに携わったり、そのためにFedExの資産やコンピュータや複写機などのシステムを使ったりすることはできません。「ホーム」ビジネスをやるのであれば、あなたの家でやらなければなりません。さらに、配送割引を含むFedEx社員割引は、あなたのビジネス用には利用できません。

質問:私のガールフレンドが、清掃業務の会社を所有しています。FedExにおける私の仕事はFedExの清掃業務利用には何の関係もありませんし、私にはFedExの清掃業務利用に関する意思決定権は一切ありません。清掃業務を取り扱うFedExグループに接触して、ガールフレンドの会社を雇用するように説得を試みてもよいでしょうか?

回答:いいえ。家族の一員または個人的に親しい人物が、FedExの現在の、または将来見込まれる顧客、請負業者、サプライヤーに雇用されている、または所有している、または経済的利害関係がある場合、あなたはFedExの現在の、または将来見込まれる顧客、請負業者、サプライヤーとの取引関係に、影響を与えようと試みることはできません。さらに、この関係について上司に開示する必要があります。

利害が対立する可能性があると思う場合には、ただちに、この事実を上司と会社の法務部に開示しなければなりません。

Page 17: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 16目次へ戻る

顧客、社員、サービス提供者などは、日常的にアイデアや機会をFedExに提供しています。同様に、FedExでの雇用の過程において、新しいビジネスまたは投資のアイデアや機会があなたに提供される、あるいはそれらを自ら発見、展開することがあります。これらの機会やアイデアは、FedExの唯一独占的財産です。社員は、会社の法務部の書面による事前の承認なしに、かかるアイデ

アまたは機会を個人の利益のために利用することを禁じられています。不適切な個人的利益のために、またはFedExと競争するために、FedExでのあなたの立場、会社のいかなる資産または情報も利用することはできません。そういう機会が訪れた場合には、あなたはFedExの利益を高めるという義務をFedExに負っています。

企業の機会

質問:最近、仕事中に、FedExの顧客がもうすぐ入手可能になる魅力的な不動産取引について私に話をしました。FedExはその取引に対して利害関係を持つことになるかもしれません。また、この顧客と頻繁に会っていて、私たちは友達です。自分のお金を投資してもよいでしょうか?

回答:あなたの会社の法務部に詳細のすべてを開示し、書面による事前の承認を受けることなしに、投資してはいけません。

質問:大学時代の友人が、「ホットな」新株について、仕事場に電話をかけてきました。自分のお金を投資してもよいでしょうか?

回答:はい、この機会をFedExで職務を果たす過程で発見したのでない限り、投資を行ってもかまいません。ただし、勤務時間中の私用は避ける必要があり、本規程の「内部情報に基づく取引」セクションを遵守する必要があることに注意してください。

そういう機会が訪れた場合には、あなたはFedExの利益を高めるという義務をFedExに負っています。

Page 18: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 17目次へ戻る

贈答品、接待、ローンまたはその他の便宜

あなた自身とあなたの近親者は、現在の、または将来見込まれる同一の請負業者、サプライヤー、顧客、またはFedExが取引している、または取引の可能性があるその他の人物(「第三者」)から、会社のゼネラルカウンシルによる事前の承認を得ることなく、一年間に合計75米ドルを超える贈答品を受け取ることはできません。また、あなた自身とあなたの近親者は、第三者からどのような額でもローンやその他の便宜を受けることはできません。かかる品物または便宜を受け取ることは、あなたが業務上、客観的、公平かつ正当なビジネス判断を行うことができなくなる、またはそう思われる可能性があります。

正当な業務上の目的のために、第三者から合理的かつ適切な食事および接待の提供を受けることができます。第三者からFedEx社員に提供されるスポーツ、ミュージカル、文化的イベントのチケットを含む有償の接待は、第三者の代表者が同席しない場合は贈答品とみなされ、贈答品受け取りのガイドラインが適用されます。また、あなたは、正当な業務上の目的のために、第三者に合理的かつ適切な贈答品、食事または接待を提供することができます。

業務上の決定に不適切な影響を与えるとみなされるおそれのある贈答品、謝礼もしくは接待の授受は、避ける必要があります。現金または現金同等物(ギフトカードや商品券)による贈答品は、決して、供与しても、受領してもいけません。さらに、贈答品や接待を、決して求めてはいけません。ビジネスの接待は、控え

めに縮小し、ビジネス目標を促進することのみを目的にすべきです。繰り返される贈答品および接待は(どれほど小さなものでも)、提供者に対する義務を生じさせる試みとみなされるおそれがあるため、不適切です。このポリシーは、あらゆる場合に適用され、恒例となっている贈答シーズンも例外ではありません。

贈答品、食事、接待を政府関係者に提供する場合、追加のルールが適用されます。米国政府関係者に贈答品、食事、接待を提供する前には「政府機関連絡先およびロビー活動開示コンプライアンスに関するポリシー」を、米国以外の政府関係者に贈答品、食事、接待を提供する前には「腐敗防止に関する全社ポリシー」を参照してください。判断がつかない場合は、会社の法務部にアドバイスを求めてください。

その他のポリシー:

贈答および接待に関する全社ポリシー

政府機関連絡先およびロビー活動開示コンプライアンスに関するポリシー

腐敗防止に関する全社ポリシー

Page 19: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 18目次へ戻る

質問:サプライヤーから食事や接待の提供を受けるかどうか考慮する際に、どのような要素を心に留めておく必要がありますか?

回答:贈答品、食事、接待を受けるかどうかを判断する際に考慮すべき最も重要なことは、それを受けることによって(i)あなたが業務上、客観的、公平かつ正当なビジネス判断を行うことができなくなる、またはそう思われる可能性があるかどうか、または(ii)ビジネス関係に影響を与える、またはそう思われる可能性があるかどうかということです。こういった理由により、接待は節度を守って、ビジネス目標を促進するためだけに行われるものでなければなりません。これらは言うまでもなく、あなたが置かれている事実と状況に関する質問です。考慮すべき関連要素としては特に、その食事や接待の公正な価値、サプライヤーがそのイベントに同席するかどうか、サプライヤーから贈答品、食事、接待を受ける頻度、そのサプライヤーとのビジネス関係の状態などがあります。品目の価値や、それが実際の利害の対立、またはそう受け取られかねない状況をもたらすかどうかについて疑いがある場合は、会社の法務部に助言を求めてください。

質問:ぜひ観にいきたいスポーツイベントのチケットをサプライヤーが私に無料でくれると言っています。サプライヤーは同行しません。受け取ってもかまわないでしょうか?

回答:チケットの総額が75米ドル以下であれば、チケットを受け取ることができます。FedEx社員に提供されるスポーツ、ミュージカル、文化的イベントのチケットは、イベントのチケットを提供する第三者の代表者が同席しない場合は贈答品とみなされ、贈答品受け取りのガイドラインが適用されます。チケットの総額が75米ドルを超える場合、会社のゼネラルカウンシルから承認を得る必要があります。第三者が同席する場合には、その提案は接待とみなされ、接待の受け取りについて「贈答および接待に関する全社ポリシー」に示されたガイドラインに従う限り、受け取ることができます。あなたは、最善の判断を下してその価値を試算する必要があります。さらに、一年間に同一の当事者から総額75米ドルを超える複数の贈答品を受け取るには、会社のゼネラルカウンシルによる承認が必要であることを、心に留めておいてください。

質問:私は、高価な贈答品を提供することが習慣となっている国のサプライヤーから、「控えめ」を上回る贈答品を受け取りました。どのように対処すればよいのでしょうか?

回答:文化によっては、ビジネス上の関係において贈答品と接待が重要な役割を果たします。米国以外の国々で働く場合、現地の慣習を理解して、それに適応することが重要です。このような場合でも、贈答品の総額が75米ドルを超えるときは、会社のゼネラルカウンシルから承認を得る必要があります。ゼネラルカウンシルが承認を与えるかどうか判断する際に、現地の慣習も考慮される場合があります。

質問:お客様から贈答品をいただきましたが、その価値がわかりません。上司に開示する必要があるかどうかは、どのように判断すればよいのでしょうか?

回答:他人から見て常識的に、それらがあなたのビジネス決定に影響を与えているとみなされない限りは、非常に控えめな品物について承認を得る必要はありません。受領した贈答品の価値を試算する際、また、適切な承認を得る必要性については、最善の判断をしてください。品目の価値や、それが実際の利害の対立、またはそう受け取られかねない状況に関わるかどうかについて疑いがある場合、会社の法務部に助言を求めてください。

質問:サプライヤーが後援する会議に招待されました。サプライヤーは、航空運賃、食事、宿泊施設を含むすべての旅行費用を負担すると言っています。この提案を受け入れることはできるでしょうか?

回答:FedExの「贈答および接待に関する全社ポリシー」では、会社のゼネラルカウンシルによる事前の承認がない場合、旅行および宿泊費用を支払うというサプライヤーの提案を受け入れることは禁止されています。サプライヤーからの食事の提供は、贅沢なものや過度なものでない限り受けることができます。そうでない場合は上記のガイドラインに従ってください。

贈答品、接待、ローンまたはその他の便宜

Page 20: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 19目次へ戻る

FedExは、いかなる個人または団体に対しても、支払いまたは現物による(贈答品、便宜など)支払いを提供し、その個人または団体が当社にビジネスの機会を与えるように、または当社に有利なビジネスの決定を下すように働きかけることを、容認しません。特に国際ビジネスにおいては、社員または請負業者は、一般的に当社が受ける権利がない許可またはサービスを得ることを目的に、他人を誘導するための支払いまたは現物による支払いを行うべきだというプレッシャーを感じることがあります。このような支払いは、決して行ってはならず、同意してもいけません。賄賂、賄賂としてのリベート、秘密手数料やそれと同様の支払いは、いかなる個人または団体に対しても、一切禁止されています。さらに、これらにより、米国法および他の国々の法律において、FedEx、その社員および請負業者は刑事告発され、厳罰を科されことがあります。

米国国内であれ、国外であれ、FedExが政府機関および政府関係者とビジネスを行う場合には、厳格な規則が適用されます。FedExの取締役、役員、社員または請負業者は、米国の連邦海外腐敗行為防止法(「FCPA」)を遵守することが義務付けられています。政府の行為または意思決定に影響を与えようとして、あるいはビジネスを獲得または維持するために不適切な優位を得ようとして、外国の政府関係者または公務員の代理を務める者に賄賂を贈る行為は違法行為となることが、FCPAによって定められています。賄賂とは、支払い、または有価のもの(金額にかかわらず)の贈与を申し出ることまたは約束することを指し、外国の政府関係者とは、政府職員、政党職員、政治家候補者または国際公共団体の職員を指します。FCPAはまた、私たちが財務上の内部統制を維持して、法律違反を防止するとともに、すべての取引と資産の処理を正確に反映した適切な帳簿、記録および勘定を保管することを求めています。

「ファシリテーションペイメント」とは、許可証の発行や荷物の通関といった政府の日常業務を円滑化または促進するために、米国以外の政府関係者または従業員に対して行われる支払いです。こうした支払いは、誰かの健康または安全を保護するために必要である場合を除き、禁止されています。賄賂またはファシリテーションペイメントを要求された場合、上司および会社の法務部に速やかに連絡してください。

贈答品、食事、接待を政府関係者に提供する場合、特定のルールが適用されます。米国政府関係者に贈答品、食事、接待を提供する前には「政府機関連絡先およびロビー活動開示コンプライアンスに関するポリシー」を、米国以外の政府関係者に贈答品、食事、接待を提供する前には「腐敗防止に関する全社ポリシー」を参照してください。判断がつかない場合は、会社の法務部にアドバイスを求めてください。

その他のポリシー:

腐敗防止に関する全社ポリシー

贈答および接待に関する全社ポリシー

政府機関連絡先およびロビー活動開示コンプライアンスに関するポリシー

不適切な支払いと賄賂

賄賂は一切禁止されています。

Page 21: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 20目次へ戻る

質問:ある請負業者がFedExに代わって政府関係者に不適切な支払いを行っているようです。私はこの件に関与するべきでしょうか?

回答:はい。当社に代わってサービスを行う当事者の行為によって、FedExが腐敗防止法に基づく重大な法的責任にさらされる場合があります。直接的、間接的を問わず、政府関係者に対する不適切な支払いに対して、FedExが責任を負う可能性があります。FedExに代わってサービスを行う当事者が不適切な支払いをしていると信じる根拠がある場合、管理職および会社の法務部に速やかに連絡してください。

質問:米国以外の特定の国々では、迅速に事務処理を行うために、少額を支払うことが必要になります。これを支払わなければ、事務処理が数カ月遅れるかもしれません。どうすればよいでしょうか?

回答:この種の支払いは、ファシリテーションペイメントとして禁止されています。FedExではそのような支払いが誰かの健康や安全を守るために必要な場合を除き、これらの支払いを行ったり、申し出たり、約束したり、承認したりすることを禁止しています。ファシリテーションペイメントを求められた場合や、現地の公務員によって推奨または要求されていることがわかった場合、管理職および会社の法務部に速やかに報告する必要があります。

質問:FedExに関連のある法案について話し合うために、米議会議員のスタッフを夕食に誘いたいと考えています。これは許される行動でしょうか?

回答:米国の連邦、州および郡・市レベルの法律、規則、規制は、政府関係者およびその親族による、贈答品、旅費、食事、接待などの便宜の授受を厳しく制限しています。これらの法律、規則、規制は、管轄地域によって異なっており、非常にわかりづらい内容となっています。

FedExの役員または社員は贈答品、旅費、食事または接待を米国の連邦、州または地方政府関係者またはその家族に提供してはなりません。FedExの役員または社員による便宜の提供が適切かもしれないと信じる非常に限られたケースについては、FedExの政府業務部門(government affairs department)から、贈答品、旅費、食事または接待を提供することの承認を事前に得る必要があります。

またFedExの政府業務部門には、ロビー活動や報告に関する米国の連邦、州および郡・市レベルの法律への、会社の遵守を徹底させる責任があります。したがって、FedExの役員または社員が、業務として、または会社に代わって、特定の政府関係者に書面または口頭でコミュニケーションを図る場合は、政府業務部門の承認を事前に得る必要があります。

質問:米国以外の政府関係者から、息子をインターンとして雇用するなら、当社の事業許可の承認を円滑に処理するとの提案を受けました。この提案を受け入れるべきでしょうか?

回答:いいえ。直接的にも間接的にも、政府関係者に働きかけて何らかの公務を行わせる目的で、支払いを行う、または「何らかの価値があるもの」を支払うと申し出ることはできません。「価値のあるもの」は金銭に限りません。インターンの身分や職を家族に斡旋することや、さまざまな便宜、慈善寄付、贈答品、食事、接待、旅行費用が含まれる場合があります。こうした提案に対応する際は、政府関係者から要求された行動をとることを拒否して、FedExのポリシーによってこうした要求の受け入れが禁止されていることを説明しましょう。拒否は絶対であることを明確にし、ボディランゲージや言葉の選択により誤解されないようにします。さらに、上司および会社の法務部に、この要求について速やかに報告してください。

不適切な支払いと賄賂

Page 22: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 21目次へ戻る

国際貿易管理

質問:「貿易管理」とは厳密には何を意味していますか?

回答:この用語は、国境をまたがる物品の物理的な輸送、米国国民または永住者でない者への技術およびソフトウェアの公開/開示、米国および他の政府に指定された制裁対象との商取引に適用される国際法規、ならびに商品輸入および商品輸入に課される関税の支払いに適用される規則のグループをまとめて呼ぶのに用いられています。

質問:私は米国外でFedExに勤めています。この会社の事業に、米国貿易管理法令は適用されますか?

回答:はい。FedExは米国に拠点を置く会社であるため、すべてのFedExの会社の事業は、所在地に関わらず、米国貿易管理法令の対象となる可能性があります。米国以外の貿易管理法規も、適用される場合があります。会社の法務部に連絡して指導を受けてください。

国際貿易管理法令は、国境を越えた物品、サービス、ソフトウェアおよび技術の移転を規制します。FedExは、該当するすべての貿易管理法令(軍用および「軍民両用の」品物に関する輸入、輸出管理を対象としたものを含む)、ならびに貿易および経済制裁の遵守に全力を注いでいます。

輸出入管理に関わる国際法規は、とりわけ世界の安全を守り、テロ対策を強化するために策定されています。FedExは包括的なポリシーおよび手順を維持し、FedExが以下を実施することを確かにする、輸出入管理への遵守を支援しています。

• 米国の禁輸対象国で、または制裁対象者に営業およびサービスを提供しないこと

• 法令または規則により輸送、輸入または輸出が禁止されている貨物は受け入れないこと

• 管理対象の技術、機器またはソフトウェアを、必要な輸出入許可証なしで転送または輸送しないこと

• すべての梱包物を検査し、政府により制限を受けた当事者リストで該当している荷送り人または荷受け人を確認する

FedExは、米国政府により制裁措置を取られていない外国のボイコットに参加することも禁止されています。禁止されている活動には、他の政府によりブラックリストに載せられている特定の国または会社との取引を拒否する合意書または実際に取引を拒否することが含まれていますが、それに限られていません。ボイコット関連の要求を受けた場合には、すぐに会社の法務部に通知してください。

FedExと顧客に代わって輸出入を行っているFedExチーム全員は、FedExの国際貿易管理ポリシーおよび手順を理解し、完全に従う必要があります。国際貿易に適用される米国法規や国際法規に違反すると、FedExおよび責任者が、収監、罰金、輸出に関する特権の剥奪など、刑事および民事上の重大な罰則を受けかねません。

Page 23: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 22目次へ戻る

マネーロンダリングとは、ある取引が全部または一部において、特定の違法な活動による収益の性質、場所、出所、所有または管理の隠蔽または偽装を意図したものであることを知った上で、その取引を実行すること、または実行しようと試みることをいいます。FedExは、マネーロンダリングを通して行われる犯罪・テロに関する資金供与および活動を政府当局が探知し、防止し、根絶する際に、全力で協力しています。また、マネーロンダリングの手段と特定された取り決めを結ぶことはありません。

マネーロンダリングの兆候には、顧客、請負業者もしくはサプライヤーからの現金払いの要請、通常と異なる支払条件、取引とは無関係な国へのもしくはそのような国からの送金、または通常の行動過程とはその他の活動が含まれます。マネーロンダリング活動が疑われる場合には、ただちに会社の法務部に連絡してください。

マネーロンダリングの防止

Page 24: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 23目次へ戻る

会社の資源の保護と利用

FedExの職務および責務を遂行する際に、FedExは、施設、機器、輸送および技術資源を使用に供します。これらの資源には、コンピュータ、ソフトウェア、モバイルデバイス、不動産、事務機械、輸送機器および消耗品が含まれます。FedExの資産を保護し、その効率的かつ適切な使用を心がけてください。盗難、不注意、無駄遣いは、当社の収益性に直接影響を与えます。

業務の遂行に役立つように、電子メールシステム、インターネットサービス、およびスマートフォンなどのリモートアクセス端末など、当社のコンピュータ資源が提供されています。これらの資源を使用するにあたって、FedExの社員、システムおよび資源に対して責任ある行動が望まれています。勤務するFedEx社内、および上司または会社の連絡先から許可を受けており、あなたの業務や他の社員または顧客のビジネスニーズを妨げることがない場合には、最低限の個人的使用は容認されています。著作権で保護された資料(音楽や映画など)のダウンロード、コピー、送信といった違法な目的でコンピュータ資源を使用することは、一切認められません。

FedExを保護するため、そして自分自身を守るためにも、他者の著作物の公正使用、およびFedExの著作権、商標、知的財産などの商標やその他知的財産に関する法律を遵守してください。またFedExは、コンピュータソフトウェアを配布する場合は必ず適用されるライセンス契約の条件に従い、オープンソースソフトウェアを使用する際は事前承認を得ることを定めています。さらに、コンピュータ資源(特定の指定された掲示板は除く)は、外部のベンチャービジネス、政治目的、または会社のポリシーで禁止されている勧誘のためにも使用することはできません。

嫌がらせやいじめに結び付く情報、あるいは社員、顧客またはサプライヤーに対して脅迫的、威圧的、暴力的、悪質、わいせつ、差別的だと合理的に思われる情報へのアクセス、送信およびダウンロードは行わないでください。前述の情報の例としては、暴力や物理的危害を加えるという脅迫、悪意をもって相手の名誉を傷つけることを目的とした文言、そして人種、肌の色、宗教、国籍、性別、年齢、その他法律またはFedExのポリシーにより保護されているその他の個人的特徴を基に敵対的な職場環境を作り出す文言などが挙げられます。また、FedExのシステムを迷惑メール、つまらないことやジョークで「氾濫させること」は、文脈を無視して抽出されれば会社が法的責任を負い、当社のシステムが会社の正当なビジネスを処理する能力を阻害する可能性があることにも留意してください。電子メールは、プロジェクトに焦点を当てた、事実ベースの内容にしてください。

職場における電子メールの使用を業務上の目的だけに制限するように努力してください。

Page 25: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 24目次へ戻る

質問:私のFedEx電子メールアカウントを使って、友人や家族に個人的なメッセージを送ってもいいですか?

回答:電子メールを含むFedExコンピュータネットワークの使用は、主としてビジネス目的のためのものです。ただし、あなたの使用がFedExのポリシーを遵守したものであり、あなたや他の人々の業務の遂行を妨げないならば、個人的なメッセージにFedEx電子メールアカウントを使用することができます。ただし、会社の電子メールの内容は私的なものではないということを覚えておいてください。法律で禁止されている場合を除き、当社は、あなたに通知することなく、当社のネットワークを通してまたはFedEx支給の端末を使用して送信された電子メールを確認する権利を留保しています。あなたのメッセージが非常に個人的であるいは機密情報を含む場合は、FedExのコンピュータシステムや端末を使用して送信すべきではありません。

質問:侮辱的な電子メールを受け取りました。どうすればよいでしょうか?

回答:ただちに報告することが正当だと思わない場合は、送信者に、そのような電子メールをあなたに送信するのを止めるように伝えてください。送信者がFedExの社員または請負業者で、不快感を与える電子メールのメッセージを執拗に送信してくる場合(または、最初に受け取ったときに、ただちに報告するのが当然と考えた場合)、この件をただちに上司または会社の人事部に報告するか、社内の苦情プロセスを利用してください。送信者がFedEx社外の場合は、今後この送信先から送付されるメッセージをブロックするように、あなたの地域を担当するFedExIT担当者に連絡してください。

質問:上司から聞いた話によると、上司の電子メールの一部が、元チームメンバーの一人が会社に対して起こした訴訟で使用されました。このような状況が私にも起きることを避けるために、従うべきルールはありますか?

回答:はい。電子メールは、さまざまなマイナスの結果をもたらす可能性があります。訴訟などになった場合、FedExは第三者から電子メールの内容の提出を求められるかもしれないからです。表面上は適切な電子メールのように見える場合であっても、その背景や文脈が取り除かれたとき、社員、顧客および一般の人の見地からすると会社に多大な損害をもたらしかねず、また会社を重大な法的リスクにさらすことになるかもしれません。

コンピュータまたはモバイル端末から電子メールでFedExの業務を遂行する際は、部外秘または機密情報を含む旨をメッセージにきちんと表示し、ユーモアは限定するか自制し、結論の推測または即断を避け、プロジェクトに関係のある事実ベースの電子メールにしてください。後で後悔することのないように、電子メールは、送付する前に再読してください。電子メールは削除された場合でも復元することができ、FedExは、訴訟または政府による調査の一環として電子メール(および各添付ファイル)を引き渡さなければならない場合があります。裁判所または官庁は、すべての資料および機器を召喚して、原本を追跡することもできます。こうしたリスクを考慮すると、電子メールを送付する前に、その主題事項が直接または電話で話し合った方がよいかどうか考慮する必要があります。電子メールに、訴訟をまねく可能性がある事項が含まれていると思う場合は、それを会社の法務部に直接転送してください。

会社の資源の保護と使用

法律によって禁止されている場合を除き、当社は、いつでも、理由の如何にかかわらず、あなたが認識しているかどうか、またはあなたの同意の有無を問わず、使用するFedExのコンピュータ、モバイル端末とFedExのサーバーに格納された全情報を取得し

て、それらに含まれるすべての情報にアクセスし、確認し、開示する権利を保持しています。FedExのコンピュータ資源を使用するときは、常に的確な判断を心がけてください。

Page 26: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 25目次へ戻る

当社の最も重要な資産のひとつは、当社がビジネスを通して生み出す情報です。これには、不正な方法で開示されると競合会社の役に立つ、あるいはFedEx、当社の顧客もしくは社員に損害を与える、投資家にとって重要な場合のある未公開情報(「秘密情報」)が含まれます。秘密情報には、企業秘密、専有営業資産に関する非公開情報、FedExの業績、技術、事業計画および戦略、知的財産、サプライヤーおよび顧客情報などがあります。当社の継続的成長および競争力にとって、秘密情報の保護は非常に重要です。

FedExの秘密情報は、慎重に取り扱って保護する必要があります。あなたには、雇用期間中およびその後においても、秘密情報を保護し、他者に開示したり、悪用したりしないようにする義務があります。ブログ、ソーシャルメディアサイト、ウィキ、オンラインチャットルーム、電子掲示板、または一般に公開されている同様のインターネットフォーラムを含む、いかなる形式の公開の場でも、秘密情報を開示することは厳しく禁じられています。

またレストランやエレベーターなど、立ち聞きされる可能性のある公共の場でも、FedExのビジネスについて話すときには注意が必要です。秘密情報が含まれた書類を、飛行機や列車など公の場で読むのは避けてください。また、誰かが回収することのできるような場所で、かかる書類を廃棄しないようにしてください。他のFedEx社員には、その社員が情報を入手する上で、ビジネスに関連する正当な必要性がある場合にのみ、秘密情報を開示してください。可能な限り、あなたの仕事に適用される書類保存ポリシーと矛盾しなければ、秘密情報を含んだ書類は、可能な限り、シュレッダーで裁断して廃棄してください。FedExの秘密情報を、個人的な利益のために、またはFedEx以外の者の利益のために決して使用してはいけません。

FedExは、名前、住所、電話番号、国民識別番号および健康情報など、使用すれば個人が識別できる情報である個人情報(「個人情報」)の悪用にも気を配っています。FedExの全社員、お客様や請負業者のプライバシーを尊重してください。FedExは、個人情報の収集、使用、移転および破棄に関する情報保護法令の遵守に全力を注いでいます。個人情報の収集または利用を、その収集または利用の目的達成に必要な範囲に限定してください。

FedExは、秘密情報および個人情報を紛失、悪用または改変から保護するために、技術的な、管理上および物理的な手順を導入しています。秘密情報が不正な方法で開示されていることまたは個人情報が悪用されていることに気づいた場合には、ただちに会社の法務部に連絡してください。

FedEx関連の事柄について、報道記者やその他のマスコミ関係者、または投資アナリストから接触があった場合、たとえそれが簡単な質問であっても、必要に応じて速やかに、会社の広報部または投資家広報部に照会するように伝えるべきです。当社の主張に矛盾が生じないように、一人の人がFedExを代表して話すことが極めて重要です。

本セクションは、賃金、勤務時間またはその他の雇用条件について従業員間でのコミュニケーションを制限するものではありません。

その他のポリシー:

情報セキュリティポリシー

ソーシャルメディアに関する指針

秘密情報、データの機密性および保護、取材依頼

Page 27: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 26目次へ戻る

質問:同僚がFedExのお客様のクレジットカード番号を盗んでいるという強い疑念を抱いています。どうすればよいのでしょうか?

回答:同僚を直接非難してはいけません。あなたの懸念を、ただちに、上司、FedExセキュリティまたは会社の法務部に報告してください。これらの報告先には報告しづらい場合、または匿名を希望する場合には、FedEx Alert Lineを通じて懸念を報告してください。

質問:競合会社の元社員を雇用しました。彼女は、元雇用主の極秘情報を知っています。彼女がその情報をFedExと共有してもよいでしょうか?

回答:いいえ。FedExのポリシーは、彼女の以前の勤務先の専有情報、技術情報や極秘のビジネス情報を開示することを禁じています。たとえそれが偶然に開示されたとしても、その情報を使用することはできません。簡単に言えば、FedExは、社員が社内の極秘情報を取り扱ってもらいたいのと同じ方法で、他の会社に関する専有情報や極秘情報を取り扱います。

質問:私は、FedExと別の会社とのビジネス提携を評価するチームのメンバーです。チームには、別の会社のメンバーも含まれています。私のチームメンバーとFedExの情報を共有してもよいでしょうか?

回答:このような状況では、相当な注意と思慮が必要です。このような問題を扱う場合は、法務部のメンバーがチームに加わるべきです。いずれにせよ、FedEx以外の人たちと極秘(非公開)情報を共有する前に、法務部に相談する必要があります。場合によって法務部は、このような人たちに秘密保持契約の締結を要求することもあります。書類が「機密」と明記されていないからといって、それが必ずしも開示してもよいという意味ではなく、または、それに含まれる内容が公の情報であるという意味ではないことを、心に留めておきましょう。

質問:私は、集配を担当しています。発送主の顧客から、顧客のビルで他の人たちが何を発送しているのか聞かれました。私はこの顧客を友人のように感じています。どうすればよいでしょうか?

回答:あなたの個人的な感情に関係なく、当社が顧客から、または顧客に関して入手した情報は、極秘として保持されなければなりません。この情報をFedEx社外の誰にも漏らしてはなりません。また、通常の業務の過程外でその他のFedExの社員と、顧客情報を共有すべきではありません(すなわち、「知る必要がある」人にだけ知らせます)。

FedExの秘密情報は、慎重に取り扱って保護する必要があります。

Page 28: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 27目次へ戻る

重要な機密情報を証券売買のために、または他人に内報するために使用することは、倫理に反しており、違法です。重要な内部情報とは、一般市場に届いていない、会社(FedEx、当社のサプライヤーまたは顧客)についての情報であり、その会社の証券売買を決定する際に投資家にとって重要だとみなされる可能性のある情報のことです。このような情報を、それから利益を得る可能性のある他人(近親者、同僚または友人など)にとって入手可能な状態にしないように気をつけなければなりません。さらに、

取締役、役員、執行役員(およびこれらの近親者)は、会社が設定した IR自粛期間中にFedExの株式を売買することが禁じられています。

その他のポリシー:

セキュリティマニュアル

内部情報に基づく取引

質問:FedExの同僚が新しいサプライヤーとの大型契約を交渉中だということを知っています。FedExの証券の取引を行ってもいいですか?新しいサプライヤーの証券は?新しいサプライヤーの競合他社の証券は?

回答:どの会社の証券についても、あなたが入手したその新しい契約に関する情報が理由で証券の売買をしたいのであれば、答えはノーです。その契約が、合理的に見て、FedEx、新しいサプライヤーまたは新しいサプライヤーの競合会社にとって重要である可能性がある場合には、あなたが持っている情報が公にされるまでは、売買を禁じられています。FedExは、インサイダー取引のように見えるというだけで被害を受けることもあります。従って、あなたが重要な非公開情報を手にしていると思うのであれば、かかる情報に基づいて売買を行う前に、Securities&CorporateLawDepartment(証券・企業法務部)([email protected])に相談する必要があります。

質問:FedExが他の会社と戦略的提携の可能性を交渉中であることを知りましたが、うっかりそれを知人に話してしまいました。どうすればよいでしょうか?

回答:この種の機密情報を開示することは、たとえ不注意による行動であったとしても、会社のポリシー違反となります。違反が起こった場合には、ただちに、その情報の受領者に対し、情報が極秘扱いのものであり、他の誰とも共有してはならず、また、受領者自身によっても使用されてはないはないことをただちに通知しなければなりません。特に、受領者は、FedExまたはもう一方の会社のいずれの株式も、いずれかの会社がかかる取引を公に開示するまでは、売買してはいけません。また、即座に、Securities&CorporateLawDepartment(証券・企業法務部)([email protected])に報告しなければなりません。インサイダー取引法に違反すると、あなた個人と当社の両方が法的責任を負います。

内部情報に基づく取引は、固く禁じられています。

Page 29: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 28目次へ戻る

任意の候補者または団体に対して、個人献金やあなたの個人的な時間を自発的に提供することにより、政治プロセスを支援することは許されています。しかし、勤務時間中にこうした活動を行ったり、電話、コンピュータまたは事務用品といった会社の資源を使用してはなりません。FedExの代わりに、政治献金を行うこと、またはその約束をすることはできません。

その他のポリシー:

政治献金に関するポリシー

政治活動および政治献金

質問:個人的な政治献金をしてもよいのでしょうか?

回答: はい。個人的な政治献金は禁止されておらず、完全に個人の自由です。質問:今度の選挙で、ある候補者を強く支持しています。職場で選挙運動用のビラを配ってもいいですか?

回答:いいえ。勤務時間内または作業場所でのこのような資料の配布は、会社の資産と時間の許容外の使用となり、FedExが特定の候補者を推薦しているような間違った印象を与える可能性があります。

質問:勤務時間外に行われる政治集会で、演説をしてもいいですか?

回答:はい。しかし、イベントの主催者に対し、あなたはFedExを代表しているのではないことを明確にしておくべきです。また、FedExのユニフォームまたはFedExの社名の付いたものを身に付けないようにしてください。集会の聴衆に、FedExが特定の候補者または政治的な考えを推薦していると受け取られることのないように気をつけてください。

質問: FedExの政治行動委員会に献金をする必要がありますか?回答:その必要は全くありません。献金はできますが、すべて完全に自発的なものであり、課税控除対象ではありません。FedEx

の政治行動委員会に献金できるのは、米国市民(世界のどこに住んでいようとも)と米国での永住を合法的に認められた米国在住の外国市民のみであることを、心に留めておいてください。

Page 30: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 29目次へ戻る

反トラスト法は、米国国外においては競争法として知られていますが、単一の会社が独占的にサービスや製品の提供を行うことがないよう、公正で競争の自由な市場システムを確保するために策定された法律です。FedExは市場で積極的に競争力を高めており、当社がビジネスを展開する地域に適用される反トラスト法および競争法を遵守しています。これは、当社が、当社のサービス、価格および顧客ロイヤルティに基づいて競争していることを意味しています。

最も重大な反トラスト違反は、価格設定や、顧客、テリトリーまたは市場の分割に関する合意など、競合会社間で生じます。従って、顧客、価格決定、価格決定ポリシーおよび戦略、入札、割引、社員の賃金データ、請負業者への支払い、販促、販売条件、およびその他の専有情報または秘密情報については、競合会社との話し合いを避けることが、非常に重要です。違法な合意は、書面によるもの、または明示的約束によるものである必要はないこ

とを覚えておいてください。「気軽なおしゃべり」、非公式の話し合い、単なる情報交換などに基づいて、合意が成立したと判断されることもあります。反トラスト法および競争法は、また、ベンチマーキング、業界団体の会合または競合会社が関与する戦略的提携といった、その他の状況においても適用されます。競合会社との会話が、不適切な分野に及んだ場合は、ただちに会話を切り上げ、その件を即刻、会社の法務部に報告する必要があります。

その他のポリシー:

反トラスト法/競争法のコンプライアンスに関するポリシー

事業者団体への加入に関するFedExのガイドライン

米国反トラスト法およびその他の競争法

不適切な会話はただちに打ち切って、法務部に報告してください。

Page 31: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 30目次へ戻る

米国反トラスト法およびその他の競争法

質問:事業者団体に加入するよう求められています。加入してもよいですか?

回答:事業者団体に加入する前に、会社の法務部に申請して承認を受けなければなりません。また、一部の業界団体の会員は、当社の競合会社の社員でもあり、反トラスト法および規制が適用されることを覚えておいてください。各会員は、その価格設定、生産量および販売量の設定、市場、顧客およびサプライヤーの選定において、完全に自由でなければなりません。会員は、これらの自由な決定を制限するような合意(口頭、書面、または単なる示唆も含む)を持つべきではありません。公式の会議、非公式の親睦会、電子メール、または一対一の会話に限らず、価格決定やこれらのようなその他の戦略事項について話し合うことは避けるべきです。FedEx事業者団体ガイドラインに精通してください。このような団体に関する特定の活動について質問がある場合は、ただちに会社の法務部に相談してください。

質問:競合会社についての情報を入手するための「許容可能な」方法には、例えばどういうものがありますか?

回答:重要な点は、公表されている情報を利用することです。例えば、年次報告書、規制当局への申請書、株式ブローカーまたは運輸専門家の分析、プレスリリース、インターネットおよび業界誌です。

質問:当社の競合会社の1社による運送の料金について、お客様の一人が私に教えてくれました。このお客様に競争価格を設定するために、この価格情報を利用してもよいですか?

回答:はい。お客様が競合会社から提供された価格をあなたに教えてくれたのであれば、その価格情報を利用して、そのお客様に競争価格を設定することができます。ただし、あなたからお客様に競合会社の価格を求めたり、見込み客を装って競合会社に電話をかけるか実際の顧客または見込み客に依頼してあなたのために価格情報を入手してもらうなど虚偽の手段によって競合会社の価格を入手しようと試みてはなりません。お客様から情報を受け取る場合には、その情報を、決して競合会社と共有してはいけません。また、(FedEx、他社を問わず)価格情報を競合会社に受け渡しするパイプとしてお客様を利用してはいけません。

お客様の情報は必ず機密扱いにします。

Page 32: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 31目次へ戻る

当社の財務、法律、規制、および業務上の目的や要件を満たすために、適切な記録が保持されています。ほとんどのFedEx社員および請負業者は、タイムシート、経費明細書または勤務時間記録表の作成、請求書の承認、顧客情報の報告、購入品の受領書への署名、在庫報告書の作成など、何らかの記録文書に関わりがあります。全員が会計手続きを知っている必要はないですが、私たちは、すべてのビジネス記録が正確であり、完全で信頼できるものであることを確認する必要があります。企業の書類や記録の偽造または無許可での破棄は、紙、テープ、ディスク、ビデオ、電子メディアなどの形式を問わず、固く禁じられています。

FedExは、とりわけ、FedExのビジネスおよび財務記録の完全性と正確性を確保するための社内管理システムを保持しています。自分の仕事に適用される社内管理要件を遵守し、自分が責任を有するビジネスの記録がすべて真実であること、記録されている取引を正確に反映していることを確認しなければなりません。未記録の、または「簿外の」資金もしくは資産は、いかなる目的でも、保持されるべきではありません。また、会社の取引は、大小を問わず、すべて適切に文書化して会計処理しなければなりません。業務に関連する場合には、定期的に書面による資産の記録と実際の資産とを比較してください。偽りの、誤解を招くおそれのある、または不完全な情報は、的確な判断を下す当社

の能力を損ない、長期的には信用を傷つけ、場合によっては、違法である可能性があります。また、権限保持者のみがFedExを代表して取引を行い、FedExの資産にアクセスできることを確認する必要があります。FedExの内部統制について質問がある場合には、会社の財務部または法務部に相談してください。

どの記録文書や情報をどれだけの期間保存すべきかを知ることは、難しいかもしれません。当社の保存要件は、多くの場合、特定の事業運営または機能に特有の、特定の法規および規制要件に基づくものです。このような保存要件は、電子メール、その他の電子記録を含む、すべてのFedExの記録文書に適用されます。当社の記録保存ポリシーの遵守を怠ることは、たとえそれが悪気のないものであっても、深刻なビジネス上の、または法的な波紋が生じるおそれがあります。記録保存について質問がある場合は、上司、会社の連絡先または会社の法務部に、遠慮せず相談してください。

捜査、行政、または司法のいずれによるかを問わず、係争中の、切迫した、もしくは起こりうる請求、論争または手続きの対象となる可能性のある書類または記録は、決して破棄または変更しないでください。

内部報告および内部統制、記録の保持

質問:私はいつもFedExの記録保存要件に従って電子メールのメッセージを削除しています。FedExが訴えられる可能性があることが分かり、最近削除した電子メールの中に、いくつかその件に関連のありそうなものがあったことを思い出しました。どうすればよいでしょうか?

回答:上司や会社の法務部に警告し、あなたの地域を担当する IT 担当者に連絡してください。多くの場合、最近削除されたばかりのコンピュータファイル(電子メールを含む)の復元はできます。

質問:月間計画値を実際の値と突き合わせ中に、実際の経費が計画値を数千ドル超えていることに気づきました。この小さい差額を、翌月の報告書に反映して調整することは簡単にできます。この差額を盛り込める場所があり、翌月の計画値に追加の経費を含ませることができます。計画値を外したことで「怒られる」のは、もうこりごりです。修正すべきでしょうか?

回答:いいえ。収入と経費は適切な時期に記録しなければならず、すべてのビジネスおよび財務取引は、微々たる額であっても、正確かつ正直に報告しなければなりません。いかなる会社書類または記録であっても虚偽記載は悪質な違反であり、当事者は解雇されることになります。

Page 33: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 32目次へ戻る

企業報告および企業情報の公開

当社の公的コミュニケーションにおいて、また、米国証券取引委員会(「SEC」)を含む規制当局に当社が提出する報告書や書類において、当社は、完全、公正、正確であり、適時かつ理解しやすい開示を行うことに全力を尽くしています。公的開示とSECへの報告を統制する法律を、その精神と文言の両面において厳格に遵守することが要求されています。当社の開示により、当社の株主は以下の事項を理解することができます。(i)当社が予想する主要なビジネス機会、(ii)当社が管理する問題とリスク、(iii)当社が採用する重大な会計ポリシー、および(iv)財務諸表の作成にあたり当社が行う重要な判断。

通常の仕事の一部として、そしてFedExに代わって、当社の規定する手順に従い、FedExに関する情報を開示する権限があるのは、特定のFedEx社員のみです。会社に代わってマスコミ関係者や投資アナリストとコミュニケーションをとる場合は、必要に応じて、当社の広報部または投資家広報部を通して調整してください。

FedExは、当社の公開内容における、十分な透明性の確保に全力を注いでいます。

Page 34: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 33目次へ戻る

会計•監査事項および不正行為に関わる報告書

疑わしい会計や不正行為に関する懸念は報告してください。

FedExに関わる疑わしい会計や内部会計統制、監査事項または不正行為に気づいた場合は、それを報告することが義務づけられています。このような情報を報告しないと、現地の法律および規則に従い、解雇を含む懲戒処分を受けることがあります。懸念の例としては、以下のようなものがあります。

• Fedexの財務諸表の作成、評価、見直しまたは監査における不正行為や故意の誤り

• Fedexの財務記録の記録および保持における不正行為や故意の誤り

• Fedexの内部会計統制の欠陥、または違反

• Fedexの財務記録、財務報告書または監査報告書に記載されている事項に関し、上級管理職または会計士に対する、またはこれらの者による不実表示、虚偽の陳述

• Fedexの財務状況の完全で公正な報告からの逸脱、

• 会社または顧客の資産の不正利用。

報告書は、FedEx Corporationの業務執行副社長兼ゼネラルカウンシルもしくは本社副社長兼グローバル最高コンプライアンスガバナンス責任者に宛てるか、またはFedEx Alert Lineを使用することにより提出してください。

FedExでは、誠意をもって不正行為やその疑いがある行為を報告した社員への、あらゆる報復措置を禁止しています。

その他のポリシー:

会計・監査事項に関する苦情処理についてのポリシー

Page 35: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 34目次へ戻る

懸念の報告:FedExAlertLine

法律、規制、本規程もしくはその他のFedExポリシーに反する行為、FedExに関係した非倫理的行動、FedExに関係した疑わしい会計、内部会計統制、監査事項または不正行為を知っている、もしくはその疑いを持っている場合、ただちに、それを報告しなければなりません。報告先は以下の通りです。

•上司

•会社の連絡先

•会社の法務部

•会社の人事部

•社内の苦情プロセスを利用する。

特定の状況においてとるべき最善の行動がわからない場合は、管理職、会社の連絡先、あなたの会社の法務部もしくは人事部のメンバー、またはその他の適切な社員に相談することをお勧めします。上司、会社の連絡先、または会社の人事部のメンバーに違反や違反の疑いを報告しても、適切な行動がとられなかった場合には、自分の会社の法務部に連絡する必要があります。

上記の報告先にコンタクトをとっても懸念が対処されない場合、これらの報告先には報告しづらい場合、または匿名を希望するような場合には、それぞれの国で適用される法律および規制に基づき、FedEx Alert Lineを通じて懸念を報告してください。法律、規程、その他の会社ポリシーに対する違反行為または違反と疑われる行為、その他非倫理的行動に関して、FedEx Alert Lineへ匿名かつ機密に報告することができます。

フリーダイヤルで電話をかける、あるいはオンラインアンケートに記入することにより報告を行うことができます。フリーダイヤルもオンライン報告も、準拠法で許可されている範囲において、世界中のFedExの社員および請負業者は24時間利用可能です。FedExの社員ではなく、トレーニングを受けた職員がFedEx Alert Lineを担当します。FedEx Alert Lineを利用してあなたが提供した情報は、ただちに上級管理職や、FedExの法務、セキュリティ、人事、および内部監査部門のすべて、またはそのいずれかの人員を含む該当する当事者に送信されます。FedExAlert Lineに連絡をすると、あなたの報告に管理番号が割り当てられます。後日連絡をとったときに、もし当事項に関する更新情報があれば、この番号でFedExから受け取ったり、追加情報を提供することができます。

FedExAlertLine:1.866.42.FedEx(1.866.423.3339)

www.fedexalertline.com

国際電話の場合は、www.fedexalertline.comからその地域または国で用いられる番号を探すことができます。

FedExでは、誠意をもって不正行為やその疑いがある行為を報告した社員への、あらゆる報復措置を禁止しています。

質問:同僚の一人は、身体障害者ではないのにもかかわらず障害者用に指定された場所に駐車しています。FedExAlertLineに連絡すべきでしょうか?

回答:何かの懸念があれば、まずは上司に相談してください。これを上司に相談するのは難しいと感じる場合や、あなたの懸念を上司が対応しない場合には、これらの懸念を会社の人事部または法務部に連絡する必要があります。匿名を希望する場合、これらの報告先には報告しづらい場合やこれらの報告先の社員があなたの懸念に直接関わっているような場合には、FedExAlertLineに連絡してください。

Page 36: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 35目次へ戻る

懸念の報告:FedExAlertLine

質問:会社のポリシーに違反している可能性を報告すると、管理職に報復されるのではないかと心配しています。当社のポリシーは何ですか?

回答:FedExは、誠意をもって懸念を報告することに対するいかなる報復行為も禁止しています。会社のポリシー違反やその疑いを報告した者に対し、直接的または間接的に報復をした人には、是正措置および/または懲戒処分がとられます。

質問:上司が会社に対して不正を働いているのではないかという懸念を抱いていますが、本当にそうなのかがわかりません。どうすればよいでしょうか?

回答:あなたの懸念を、ただちに会社の法務部に報告してください。法務部に報告しづらい場合や匿名を希望する場合には、FedEx Alert Lineに連絡し、適切な詳細を提供してください。どちらの方法においても、調査中、あなたの情報は慎重に取り扱われます。あなたの懸念に関し、当社が独自の確証を得られない場合には、上司に対する処分はありませんし、誠意をもって報告をしたあなたに対する処分もありません。あなたが報告したことを上司が疑ったとしても、当社は、誠意をもって懸念の報告をしたあなたに対するいかなる形の報復も厳しく禁じています。

質問:上司が、会社のポリシーに違反すると思われることをするように私に頼んできました。どうすればよいでしょうか?

回答:FedExの次のレベルの管理職、またはあなたの会社の人事部のメンバーに連絡してください。担当者が会社のポリシーについてあなたと話し合い、違反と思われることに関するあなたの懸念に対処します。状況が解決されない場合、またはこの個人と本件について話し合いにくい場合は、あなたの会社の法務部またはFedExAlertLineに連絡してください。

質問:AlertLineを通して申し出ることのできる内容について、何か法律上の制限がありますか?

回答:米国では、Alert Lineを通して申し出ることのできる問題の種類に、法律上の制限は何もありません。しかし、世界の中の特定の場所では、現地の法律で、Alert Lineを通して申し出ることのできる内容が制限を受ける場合があります。ある問題をAlert Lineを通して報告することができるかどうかわからない場合には、会社の法務部に連絡してください。その問題にAlert Lineが利用できない場合には、あなたの上司、スキップレベルプロセス、人事部または会社の法務部など利用できるその他の報告先を使用することをお勧めします。

FedEx Alert Lineは匿名で、また極秘に報告できるように設定されています。

Page 37: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 36目次へ戻る

報復の禁止

質問:ある項目の会計処理について苦情を訴えた後で、業績評価が悪くなりました。これまでは、私は常に素晴らしい評価を得ていました。私は何ができるのでしょうか?

回答:FedExは、誠意をもって懸念を表明した社員に対するいかなる報復も禁止しています。あなたもしくは他の社員が報復を受けたと思われる場合、会社の法務部または人事部に、懸念を報告してください。上記の報告先にコンタクトをとっても懸念が対処されない場合、またはこれらの報告先には報告しづらい場合には、FedExAlertLineを通じて懸念を報告してください。

FedExは、誠意をもって違反を報告した人に対する報復行為を禁止しています。

FedExは、法律違反もしくは倫理的違反または本規程の既知の違反またはその疑いにつき、社員および請負業者に報告を奨励しています。既知の違反またはその疑いを誠意をもって報告した人が、報復、または従業員の場合は雇用における不利益な措

置を受けることはありません。当社は、調査の協力者に対する報復も禁じています。誠意をもって違反を報告した人や調査の協力者に対し報復したと認められた人は、解雇を含む懲戒処分の対象となります。

Page 38: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 37目次へ戻る

FedExCorporationの役員または取締役会メンバーに対する、本規程に定められた原則および実務の放棄は、取締役会の明示的許可をもってのみ、行うことができます。かかる放棄のいずれも、ただちに公開されます。

免責

Page 39: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 38目次へ戻る

懲罰措置

質問:FedExの倫理基準に違反することによって、解雇されることはありえますか?

回答:はい。当社は、当社の倫理基準を重大に受け止めており、それらを実施します。例えば、会社から盗みを働いた場合、または会社に対して不正を行った場合には、役職にかかわりなく解雇される可能性があります。解雇は、利害の対立、ハラスメント、会社記録の改ざんといった、その他の違反によっても生じることがあります。本規程またはFedExのその他のポリシーからの逸脱によって、解雇を含む懲戒処分が生じることがあります。

倫理に反する行為、または違法行為の発生を未然に防ぎ、発覚した行為はこれをただちに止め、かかる行為に関わった人を懲戒処分に付すことが、当社のポリシーです。当社は、また、適切な監督および監視を怠り、それによって、かかる行為が発見できない状況を招いた管理職も懲戒処分に付します。すべてのチームメンバーはFedEx、当社の顧客そして同僚であるチームメンバーの利益を守るために、内部調査に協力し、場合によってはその秘密を厳重に守る義務があります。

本規程またはFedExのその他のポリシーに定められたガイドラインからの逸脱は、関わった個人およびFedExの両方に重大な結果を及ぼす可能性があります。本規程またはFedExのその他

のポリシーに定められたガイドラインに違反する行為は、解雇または契約解除を含む懲戒処分の対象となります。場合によっては、刑事訴追や民事訴追が求められる場合もあります。

FedExCorporationの副社長およびゼネラルカウンシルが、すべての準拠法、本規程およびすべての関連ポリシー・手続きの遵守を監視する最終的な責任を負います。FedExの各経営幹部は、その幹部の責任分野の範囲内において、本規程およびその他すべての関連ポリシー、手続きの遵守を確保する責任を負います。

Page 40: 企業行動倫理規程 - s1.q4cdn.coms1.q4cdn.com/714383399/files/code_of_business/2017/Japanese_BusCode... · 目次へ戻る 企業行動倫理規程 4 企業行動倫理規程はFedExに

企業行動倫理規程 39目次へ戻る

前ページまでの本規程は、FedExが合法的および倫理的なビジネス手法を行うことに全力を尽くし、当社のチームメンバー全員にとって参考になることを目指しています。当社の目標は、FedExで働く全員に期待される、高水準の倫理規範およびおよびプロフェッショナル基準で仕事を行えるよう、正しい情報およびツールを提供することです。

本規程(および自分の仕事に適用される、特定のポリシーや手続き)は読んで理解すべきものですが、すべての倫理および遵守に関する問題が明確なわけではありません。全く同じ状況のことが起きることはなく、些細な違いに思えることが、ある特定の状況にどのように対処すべきかに影響を及ぼすことがあります。このような場合、以下の点を必ず確認してください。

• 自分は、すべての事実を把握しているか?

• 法律またはFedexのポリシーもしくは手続きに違反するか?

• 自分の決断、または何もしないことによって、どのような結果が生まれるか?

• 尊敬する人たちに対して、自信をもって自分の行動を話せるか?

• 明日の新聞に自分の行動が載ったら、それを読みたいか?

• 私を指導してくれる人がFedexにいるか?

どう対応すればいいかわからない状況に陥った場合、上司、会社の人事部および法務部を含む、本規程に記載されている部署から指導を受けてください。企業インテグリティ&コンプライアンス担当部門([email protected])まで問い合わせることもできます。

私たちは、一人ひとりが当社の成功に向けて重要な役割を果たしています。私たちが誠実かつ正直にPurple Promiseの約束を守れば、FedExの継続的な成功につながります。

2003年6月2日採用最終改訂日:2016年9月26日

結びの言葉(助言)

私たちは、一人ひとりが当社の成功に向けて重要な役割を果たしています。