平成 29年 3月 31日 発行

（第 11版）

エコアクション 21

環境活動レポート 平成 28年度版

（平成 27年 10月～平成 28年 9月）

浜松市・Honda都田サッカー場

目 次

1. 環境方針 …………………………………… 1

環境理念、活動方針

2. 組織の概要 ………………………………… 2

3. 主な環境負荷の目標と実績 ……………… 5

4. 環境活動の取組計画と評価 ……………… 7

5． 環境関連法規等の遵守状況 ……………… 8

6． 代表者による全体の評価と見直し ……… 9

7． 環境活動の紹介 …………………………… 10

1 株式会社 八ヶ代造園

1． 環境方針

環境理念

株式会社 八ヶ代造園は、“緑まちづくり・地球を緑に”をモットーに、造

園工事・事業活動を通じて地域社会の緑化推進に寄与するとともに、工事

で発生する伐採廃棄物等をチップ化処理して土壌に還元する事業を展開し、

循環型社会の構築及び地球温暖化防止対策に貢献します。

活動方針 平成 19 年 1 月 5 日制定 平成 23 年 10 月 1 日改定

株式会社 八ヶ代造園は、造園工事・伐採廃棄物のリサイクル処理活動に

おける環境負荷を把握し、その削減を行い、下記の取組みについて自主的

かつ積極的に改善推進します。

1． 地球温暖化防止のため、二酸化炭素排出量の削減に努めます。

2． 伐採廃棄物（木くず）等のリサイクル化を推進し、廃棄物を削減します。

3． 雨水の利用等により、水の使用量の削減に努めます。

4． 化学物質を含む農薬などの削減に努めます。

5． 環境に配慮した資材・事務用品を購入します。

6． 環境配慮型製品の販売促進に努めます。

7． 環境関連法規等及びその他規則を遵守します。

この方針を全社員に周知させ、全社員一丸となり継続的改善を推進します。

株式会社 八ヶ代造園

八ヶ代 幸一

2 環境活動レポート

2．組織の概要

（1）事業者名および代表者名

株式会社 八ヶ代造園 代表取締役 八ヶ代 幸一

（2）所在地

本社 静岡県袋井市田町 2 丁目 11－13

ふーまの店 静岡県袋井市沖山梨 91

宇刈事業所 静岡県袋井市宇刈 1391－1

宇刈環境事業部 静岡県袋井市宇刈 1391－1

磐田営業所 静岡県磐田市西貝塚 3456－21

ふーまの店いわい店 静岡県磐田市岩井 1325

（3）環境管理責任者氏名および事務局連絡先

環境管理責任者 石橋 直也

事務局 永田 泰豊 ／ 立野 由美子

連絡先 Tel（0538）43－4355／Fax（0538）42－8399

URL：http://www.yagashiro-ls.co.jp

（4）事業内容

造園・土木工事、造園用品の販売管理、総合レンタル及びリース業、産業

廃棄物・一般廃棄物の収集運搬処理業、一般廃棄物再生利用個別指定業

特定建設業の許可：造園工事業 静岡県知事許可（特-27）第 14683 号

一般建設業の許可：土木工事業 静岡県知事許可（般-27）第 14683 号

（5）事業規模

資本金 20,000,000 円

売上高 976,500,000 円（平成 28 年度）

本社 ふーま 宇刈 環境事業 磐田 いわい店 合計

従業員（人） 12 5 52 9 4 2 84

敷地面積（㎡） 890 700 3,900 5,400 144 2,438 13,472

（6）沿革

昭和 52 年 4 月 有限会社 八ヶ代造園設立 （昭和 60 年 6 月 株式会社に組織変更）

平成 12 年 4 月 産業廃棄物収集運搬業許可

平成 15 年 6 月 産業廃棄物処分業許可

平成 17 年 3 月 一般廃棄物処分業・一般廃棄物収集運搬業許可

3 株式会社 八ヶ代造園

（7）産業廃棄物収集運搬処分業（宇刈環境事業部）

許可証の種類 種類 許認可番号 許可日 有効期限 許可機関

産業廃棄物処理施設 木くず 第 080111021 号 H16.12.13 - 静岡県

産業廃棄物処分業 木くず 第 02221068965 号 H25.6.5 H30.6.4 静岡県

産業廃棄物収集運搬業 木くず等 第 02201068965 号 H27.4.18 H32.4.17 静岡県

再生利用個別指定業 木くず等 再生利用 27－1 号 H27.4.1 H29.3.31 袋井市

再生利用個別指定業 木くず等 再生輸送 27－2 号 H27.4.1 H29.3.31 袋井市

処理能力 木くず 160t／日（8 時間）

平成 28 年度処分量 8,194t（産業廃棄物収集運搬：644t、産業廃棄物中間

処理：3,670t、一般廃棄物収集運搬：0t、一般廃棄物中間処理：4,524t）

保有機械

木くず破砕機 2 台 フックロール車（4t/8t） 2 台

タイヤショベル 3 台 ダンプトラック（2t/3t/4t） 3 台

バックホウ（0.45） 3 台 パッカー車（4t） 1 台

（8）産業廃棄物 収集運搬処分業フロー図

リサイクル率 100%

4 環境活動レポート

（9）実施体制表

実施及び運用教育・訓練の実施

環境コミュニケーションの実施

環境関連法規等の取りまとめ

環境上の緊急事態への準備・対

応

環境関連文書及び記録の作成・

管理

環境への負荷と環境への取り組み状況の把握・

評価

環境目標・環境活動計画の策定

取組状況の確認・問題の是正

及び予防

環境方針の策定

実施体制の構築

全体の評価と見直し

代表者

八ヶ代幸一

統括環境管理者

衛藤徹雄

環境管理責任者

石橋直也

本社

鈴木将史

従業員

8名

ふーまの店

植田吉隆

従業員

5名

宇刈事業所

八ケ代和也

従業員

51名

環境事業部

香田晴夫

従業員

8名

磐田営業所

村松正基

従業員

2名

EA21事務局

永田泰豊

立野由美子

平成 27年 10月 1日 修正

平成 28 年度 安全委員・エコアクション委員

委員長 高野智良

委員 神村篤（工事課）、平岩秀明（宇刈メンテ班）、鈴木雄介（宇刈植栽班）

石橋直也（磐田）、倉嶋友理恵（総務）

活動内容

・月 1 回の委員会を実施

・年 4 回の安全パトロールを実施

・安全大会・健康診断等の開催

・環境コミュニケーションの実施・報告

安全委員会 安全パトロール

5 株式会社 八ヶ代造園

3．主な環境負荷の目標と実績

（1）過去 3 年間の実績

項目 単位 平成 25 年度

（24.10～25.9）

平成 26 年度

（25.10～26.9）

平成 27 年度

（26.10～27.9）

売上高 百万円 661 882 881

CO2排出量 kg 600,558 812,836 720,167

水使用量 ㎥ 516 473 510

廃プラスチック排出量 kg 570 7,040 20

コピー用紙購入量 kg 298 335 415

PRTR 物質使用量 kg 229 239 249

グリーン購入 % 44 42 24

環境配慮型製品の販

売促進

万円 81 43 30

木くずのリサイクル率 % 100 100 100

百万円当りの CO2排出量 ㎏ 908.6 921.6 817.4

（2）環境目標（中期および単年度）

項目 単位

基準

平成 26 年度

（25.10～26.9）

目標

平成 27 年度

（26.10～27.9）

目標

平成 28 年度

（27.10～28.9）

目標

平成 29 年度

(28.10～29.9）

売上高 U 百万円 882 890 899 908

CO2排出量 kg 812,836 平成 26 年度比

1%削減

平成 26 年度比

2%削減

平成 26 年度比

3%削減

水使用量 ㎥ 473

廃プラスチック排出量 kg 7,040

コピー用紙購入量 kg 335

PRTR 物質使用量 kg 239 実態把握 実態把握 実態把握

グリーン購入 % 42 44%以上 46%以上 48％以上

環境配慮型製品の販

売促進

万円

43

47

51

55

木くずのリサイクル率 % 100 100 100 100

百万円当りの CO2排出量 ㎏ 921.6 904.1 886 868.3

6 環境活動レポート

※本年度は、平成 26 年度実績の 2％削減を目標値に設定しています。

※廃プラスチックのリサイクル率は、ほぼ 100％である。

（3）環境目標に対する実績

項目 単位

基準

平成 26 年度

（25.10～26.9）

目標

平成 28 年度

（27.10～28.9）

実績

平成 28 年度

(27.10～28.9）

売上高 U 百万円 882 899 976 108.5％

CO2排出量 kg 812,836 796,579 695,695 87.3％

電力消費量 kwh 43,730 42,855 39,846 92.9％

A 重油消費量 ℓ 84,000 82,320 68,000 82.6％

ガソリン消費量 ℓ 42,479 41,629 45,630 109.6％

軽油消費量 ℓ 176,872 173,335 147,051 84.8％

水使用量 ㎥ 473 464 595 128.2％

廃プラスチック排出量 kg 7,040 6,899 20 0.3％

コピー用紙購入量 kg 335 328 353 107.6％

PRTR 使用量 kg 239 実態把握 342 -

グリーン購入比率 % 42 46 41.5 不可

環境配慮型製品の

販売促進

万円

43

51

50

98%

木くずのリサイクル率 % 100 100 100 達成

百万円当りの CO2排出量 ㎏ 921.6 886 712.8 80.4％

※平成 27 年度 中部電力の実排出係数：0.486

（4）評価

売上高が前年比 108％と増加したにもかかわらず、二酸化炭素排出量は、電力・Ａ重油・

軽油の使用量が減少し、目標値を達成できた。電力の消費量は、ふーまの店いわい店分の使

用量増加が予想されたが、各事業所の節電対策によって目標を達成できた。Ａ重油・軽油使

用量の減少は、効率の良い作業工程とエコ重機への買換えの効果が出たものと考えられる。

近年、ガソリン消費量が増加傾向にあるので、エコドライブの意識付けを行いたい。

水使用量については、本社給湯器の漏水が原因で大幅に増加した。今後も農薬等を薄める

際に雨水や井戸水を利用することを継続したい。

芝生管理面積の増加に伴い、除草剤・殺虫剤・殺菌剤といった農薬の使用量も増加してい

る。農薬に頼らない芝生管理を目標に、新薬試用や情報収集を行う。

ふーまの店はブログを使った情報発信の継続の結果、顧客の増加傾向にある。各種セミナ

ーや資格取得講習も定期的に開催され、社会貢献・地域貢献の拠点として認知されつつある。

ふーまの店を通じて環境配慮型製品（マルボウくん）の販売促進を進めたい。

7 株式会社 八ヶ代造園

4．環境活動の取組計画と評価

取組項目 責任者 評価 次年度の取組

二

酸

化

炭

素

電

力

エアコン設定温度の厳守 ○

不必要箇所の照明オフ ○

重

油

過負荷運転の禁止 ○

アイドリングストップ ○

ガ

ソ

常時渋滞個所の回避 ○

過積載の禁止 ○

軽

油

急発進・急加速の禁止 EA 委員 ○

アイドリングストップ ○

水

雨水タンクの使用 △

蛇口の閉め忘れ確認 ○

廃

棄

物

プ

ラ

ゴミの分別の徹底 ○

容器の納入業者への返納 ○

用

紙

不要紙の裏面使用 ○

プリントアウトの減少 ○

化学物質使用の実態把握 ○

グリーン購入の推奨 △

環境配慮型製品の販売促進 △

5

S

機械・資材置場の整理の徹底 ○

毎日の清掃の実施 ○

教 育 安全大会・安全祈願祭・全体教育 ○

(評価)

5S 運動を中心に一年間全社員が活動できた。車両・機械の月間使用記録（燃料・走行距

EA 委員

EA 委員

石橋

立野

石橋

グリーン

購入 配慮製品

EA 委員

EA 委員

EA 委員

EA 委員

EA 委員

EA 委員

EA 委員

EA 委員

EA 委員

EA 委員

EA 委員

EA 委員

EA 委員

石橋 PRTR

夏場 28℃の厳守を

徹底できた

取組を継続

取組を継続

取組を継続

取組を継続

取組を継続

取組を継続

取組を継続

取組を強化

取組を継続

取組を継続

取組を継続

取組を継続

取組を継続

取組を継続

取組を強化

取組を継続

取組を強化

取組を継続

取組を継続

取組を強化

徹底できた

徹底できた

徹底できた

徹底できた

徹底できた

更なる実施が必要

更なる実施が必要

徹底できた

徹底できた

徹底できた

徹底できた

徹底できた

実態把握

一層の努力が必要

ＰＲの強化が必要

徹底できた

徹底できた

実施できた

8 環境活動レポート

離）を社員全員で回覧し、エコドライブの意識を高めたい。

5. 環境関連法規等の遵守状況

当社に関係する環境関連法規は以下のとおりです。

法規・条例・規制 適応内容 該当施設 備考 遵守

状況

環境基本法 第 8 条 事業者責務 全事業所 ○

オフロード法 第 4 条 事業者・使用者の責務 ○

水質汚濁防止法 第 14 条の 2 事故時の措置と報告 宇刈・環境 ○

浄化槽法 第 9 条 浄化槽の保守点検及び浄化

槽の清掃

全事業所 年 1 回の点検 ○

点検票の保管 ○

悪臭防止法 第 7 条 規制基準の遵守事務 環境 定期点検 ○

騒音規制法 第 5 条 騒音規制基準の遵守義務 宇刈・環境 ○

振動規制法 第 5 条 振動規制基準の遵守義務 宇刈・環境 ○

循環型社会形成推進基本法 第 11 条 事業者の責務・3R 努力 全事業所 ○

廃棄物処理法 保管施設の表示と保管基準の遵守 環境 表示板の設置 ○

収集運搬業者と排出事業者の契約 契約書 ○

産業廃棄物許可更新 5 年毎 ○

袋井市再生利用指定業指定証更新 2 年毎 ○

マニュフェストの管理・期間内返却 10 日以内 ○

マニュフェストの保管 5 年間 ○

運搬許可証の携行 全車両 ○

マニュフェストの携行 全車両 ○

廃棄物運搬車両の表示 全車両 ○

グリーン購入法 第 5 条 事業者及び国民の責務 4 全事業所 資材・事務用品等 ○

建設リサイクル法 第 5 条 建設業者の責務 全事業所 コンクリートの塊等 ○

PRTR 法 法 5 条 排出量の把握及び届出 全事業所 排出量の把握 ○

毒物及び劇物取締法 第 11 条 毒劇物の適正な保管管理 全事業所 施錠保管 ○

消防法 第 11 条 A 重油貯留施設の届出 宇刈・環境 貯蓄量 ○

少量危険物の貯蔵・取扱い 全事業所 ○

農薬取締法 取扱い方法の確認 全事業所 ○

静岡県生活環境保全等

に関する条例

第 52 条 騒音基準の遵守義務

第 79 条 振動規制の遵守義務 4

全事業所 周辺への騒音確認

周辺への振動確認

○

○

静岡県産業廃棄物の適

正処理に関する条例

第 17 条 産業廃棄物の処理状況の

報告等

環境 年 1 回の報告 ○

当社に適用される環境関連法規の遵守状況を確認した結果、違反はありませんでした。

確認日 平成 28 年 11 月 1 日

確認者 環境管理責任者 石橋直也

宇刈・環境 アイドリングストップ等

油の流出確認

周辺への騒音確認

周辺への振動確認

3R の努力

9 株式会社 八ヶ代造園

なお、関係当局よりの違反等の指摘や利害関係者からの訴訟は、過去 3 年間ありません。

6. 代表者による全体の評価と見直し

今年度は、二酸化炭素の排出量（電力・Ａ重油・軽油）、廃棄物排出量の項目で、

目標値を達成することができました。

大規模な伐採工事の受注のおかげで、売上高が増加（前年比 108％）したにもかか

わらず、重機の燃料である A 重油・軽油の消費量が減少したことは、社員のエコ運

転の実施徹底と環境性能・経済性の高い車両・機械の導入の効果が出たと思います。

今後、更なる燃料使用量の減少のため、木くず破砕機の更新を予定しています。しか

しながら、現状の仕事量が継続できるかは不透明なところでもあり、一人一人のエコ

意識の継続が重要であると思います。

「ふーまの店」は静岡県西部地域を中心に、一般のお客様にも認知度が広まりつつ

あります。弊社の環境活動を広める情報発信基地として、その役割は大きいと考えて

います。地域の皆様に気軽に立寄ってもらえる店づくりを進めてまいります。

エコアクション認証登録から 10 年が経過し、社員の環境意識の向上が図れた点は

多いに評価できます。今後も社員一丸となって、循環型社会の構築及び地域社会奉仕

や緑化推進へ寄与していきたいと思います。

平成 29 年 2 月 1 日 代表取締役

八ヶ代 幸一

エコ重機への更新 ドライブレコーダーの導入

伐採作業や破砕作業で用いる重機を、高い環境対応性能と燃費低減技術を併せ持つエコ重機

へと順次更新しています。また、営業車・産業廃棄物収集運搬車にはドライブレコーダーを

導入し、運転者の安全意識とエコドライブの向上に役立てたいと思います。

10 環境活動レポート

7. 環境活動の紹介

■造園と園芸のプロショップ「ふーまの店」袋井市沖山梨 91 ℡0538-49-2344

木をふんだんに使った店内に、オリジナル商品の他、造園・園芸用品を豊富に取り揃えま

した。緑化相談、機械レンタルも承ります。お気軽にお立寄りください。

木をふんだんに使った店内 「芝」の看板が目印 各地展示会への出展

各種講習会の開催 芝生の展示場 ロボット芝刈機実演中

ふーまの店の最新情報は、ブログをチェック！「ふーまの店」で検索してね

11 株式会社 八ヶ代造園